落ちこぼれの私が仕事が出来るようになるまで 〜2nd season〜

社会人もうすぐ4年目 普通の人より不器用

今日もやり過ごそうくらいが丁度いい。

私はしんどいときいつも

「よし、今日も頑張ろう。」

と自分を奮い立たせてきた。


でも、そんな気持ちはあっても、大概は負のループにしばらくハマってしまう。言うたびに自分に頑張らないといけないという責任を課してしまい、心のHPが消耗されるだけなのだった。


そんなとき、職場のロッカーがお隣さんの女性が言ったのがこれ。

「はー、帰りたい。今日も1日やり過ごそう。」


実に絶妙な言葉だと思った。

こう言いつつも、どうせある程度は頑張るのだ。ある程度頑張るがやり過ぎず、ミスが起きないくらいの力で止めておく。全力は出さず、余力を温存しておく。そんな意味だと私は感じた。100%を出さなくても、その場を上手くやり過ごせれば、毎日最低限のストレスで生きていける。頑張り過ぎないことって、実はとても大切だ。


話は変わるが、仕事ができない人には2種類あると思う。

①仕事ができない。というか、やる気がない。嫌々やっている。諦めている。こんな人。

②やる気はある。でも、仕事ができない。頑張らなきゃ、全部やらなきゃ。こんな人。

私は何方かと言えば後者である。


そして、②の人は言われることが多い台詞。

「〇〇さんは真面目だからなー。」

私は、これって仕事ができないとほぼほぼ同じ意味だと思う。

「真面目」という言葉は褒め言葉で使うこともある。仕事ができて、仕事が好きで、+αで仕事に関する勉強を進んで出来るような人には、褒め言葉の「真面目」が送られる。

しかし、仕事が出来ない人への「真面目」は真面目すぎる、容量が悪い、面白みがないという意味が含まれている。発言者にそんな悪意は無くとも、きっと心のどこかの気持ちがニュアンスとして現れてしまっている。


だいたい、仕事が出来ない人が「真面目」と言われる場合、状況として不適切なことが多いんじゃないかと思う。仕事が人より出来ないから、出来るようにするために、自分ができる工夫をやっているだけ。仕事ができないから、他の人より仕事に当てる時間が多くなる。ただ、必要に迫られてやっているだけなのだ。それを見た人は「まだ仕事やってるよ」「ほんと容量悪いな」「頑張ってるんだけどなー」などと感じて、言葉を発する。それを仕事のできる人のそれと同等の言葉で表すのは、少し違うんじゃないだろうか。


こういう、捻くれたことを私は常日頃考えている。


話を戻すが、こういう「真面目」と言われがちな私も含めた仕事できないさんには、「やり過ごそう」くらいが丁度いいのだ。私のようなタイプは、だいたい引き算が苦手。仕事ができる人がやっている事を全て加えていき、足し算ばかりして仕事に時間がかかる。


新しく部屋を引っ越すとき、あれもいるかも、これもきっと使うだろうと今すぐ必要な物だけではなく、使う頻度の少ないものまで最初から用意してしまうことはないだろうか。おしゃれな部屋に憧れるからと、片っ端からおしゃれな家具を揃えて置いてみたりだとか。でも後で気付く。結局使わなかったことに。あり過ぎて部屋が狭くなってしまったことに。


「やり過ごそう」という言葉には、無理して足し過ぎるなよという愛あるメッセージを感じてしまうのは私のただの妄想だろうか。


最初は必要そうなものを挙げるが、その中からとりあえず必要最低限だけ揃えておく。優先順位の低いものは引いてしまう。その日暮らせるものだけあれば、やり過ごせる。ものが少なく、見た目もすっきりして、おしゃれに憧れたごちゃごちゃした部屋なんかよりも、よっぽど清潔感があっておしゃれな部屋になる。


やり過ごそうという言葉に気づいて、心の荷物を減らそうと思った。自分で積んでしまった沢山の不要な責任感を。


その日を生きていければそれで十分。ほどほどに頑張って、あとは家でくつろぐ。こんな毎日を夢見て、今日も1日やり過ごそう。


仕事ができない理由

物事にはなんでも理由がある。

私が仕事ができるひとではない理由も色々ある。一言で言ってしまえば、特性というやつだろうか。具体的に言うと、未来予測能力の低さ、判断力の低さ、向上心の低さ、要領の悪さ、記憶力の悪さ。


持って生まれた特性というやつは平等ではなく、人生という長距離走のスタートラインを人よりも下げてしてしまうから厄介だ。


今までの記事を読んで貰えば分かるように、私は仕事ができるように試行錯誤を繰り返してきた。その結果、仕事ができる人とは言えないが、ある程度のことをこなせるようになり、上司からの信頼は並レベルまで回復した。

しかし、そこで一息ついてしまっている自分に気付いた。


物事には理由だけではなく、展開というものが存在する。スタートからゴールまで、ずっと平坦な道のりではなく、様々な展開を経て到達するのである。


数年前、行列を作るドーナツ屋として一世を風靡したクリスピークリームドーナツは、現在閉店に追いやられる店舗が続出し、運命の分かれ道に立っているそうだ。オープン時は、行列が立ち並び、いかに回転を速くするかが売り上げに結びついた。しかし、しばらく経つと物珍しさで並んでいた客たちは、列を作らなくなった。固定客を確保するという、次の戦略を考えていなかったからだ。もしも、もっと早くミスタードーナツのような、居心地のいいお店という次の一手を打っていれば、大量閉店していなかったのではないだろうか。


私も同じだ。次の一手を打っていない。完全に展開を読めていない。


判断力や向上心はそう簡単に上げられないが、記憶力はメモで補える。私は第一ステップとして行ったことのマニュアル作成に力を入れていた。

次のステップは、まだ起こっていないことへのマニュアル作成、つまり未来予測の向上である。


やばいぞ自分。今帰路に立ってるぞ自分。

そう、自分を追い込まないとやらない奴だ私は。


人の信頼は、構築するのにとても時間がかかるくせに、壊すのはあっと言う間。私の持ち駒が大量破壊に追いやられる前に次の一手を。きっと今、破壊され始めているから。


これが私の仕事が出来ない理由。


私って最低で最高な人間

働くようになって、生活のベースが仕事になってもう2年経つ。


学生のころは、ただ気付いたら学校に行かされて、勉強をさせられていた。何のためなのか分からなかった。でも、きっと将来働いて生きていくためなんだろうと、将来のビジョンなんて何もないのに勉強をしていた。

そのうち、目指すものがないのにやる意味が分からなくなって、勉強を放棄するようになった。それでも、それまでの知識と運で大学には行くことが出来たけど、きっとその時勉強への意欲や興味も全部捨ててしまったんだろう。


社会人になった今、使う知識は限られているけど、それでも勉強は大切だったと気付いた。知識だけでなく、それを覚えるまでのプロセスや意欲も含めて、大人になったら経験として体に残る。それが、出世やさらなる向上を目指す上で、努力のエンジンとなる。


でも、私には知識欲が欠けている。

何かをやっても、今楽しければ、今出来ればそれでいい。それ以上どうこうしたいなんてあまり思わない。


基本的にのらりくらりと生きていたい。



仕事は、生きて行ける必要最低限の仕事でいい。


職場の人は好きだけど、必要最低限の関わりでいい。


仕事も好きになってきたけど、高みは目指さず、並の人を目指したい。


出来れば大きな責任を負わずにいたい。


それよりも、帰りに本屋さんで気になる雑誌を立ち読みして、知らない世界にワクワクしたい。


お風呂上がりには、テレビを見ながら、ストーブの前で足をマッサージして疲れをほぐしたい。


たまには、美味しいコーヒーや紅茶を入れて優雅な気分に浸りたい。


餃子をパリッと綺麗に焼いて、ビールと一緒に味わいたい。


休みの日は、録画した好きなドラマをじっくり見て、家でだらだらしたい。


たまにはお化粧をして買い物するのもいいけど、布団の中でZOZOTOWNを見るのも良い。


年に1〜2回は、フェスに参戦して、1年分はしゃぎたい。



これが私の本当にやりたい事。

学生の時は分からなくて、雑誌のモデルさんみたいなキラキラして見える生活ぶりに憧れていたけど、実際は自由にだらだらと気兼ねなく暮らすのが私の夢なのだ。

仕事に関しては、もう最低としか言いようがないし、日常生活も地味でインドア。全部ひっくるめても、友達とアクティブに動き回っているような人種と比較すると、キラキラしていないだろう。リア充とも遠ざかるだろう。蔑むひともいるかもしれない。


でも、そんな最低な自分が意外と好きなのだ。


このだらしない夢を達成することを目標に、少ない経験からガソリンを絞り出して、努力のエンジンにしなくてはならない。

まだ2年目で、最低限のことすらままならない私を並まで向上させる努力のだ。

そして、いつか心置き無く、無駄で自由でだらしない過ごし方をしたい。


そんな自分が最低で最高。

新人が陥るストレスの原因と解決策

今、私の職場には後輩が1人いる。

後輩といっても、別の職場から移ってきた人なので年もキャリアも先輩。後輩なのに先輩というなんとも言えない程よい距離感を保っている。


珍しくその人とは馬が合うので、時々仕事中に無駄話をするのだけど、つい昨日の言葉がこれ。

「人によって言うことがちがうから、分からない。結局どうすればいいのかな。」


共感しかない言葉だった。共感できるようになったという方が正しいかもしれない。


今、その人は1番複雑な業務を研修中なのだが、ただでさえ時と場合によってやるべき内容が変わるためややこしい上に、はっきり決まっていないことも多い。そのため、そもそもの場合分けのややこしさと、人によって異なる仕事方法の二重苦がのしかかってくる。


でもその人は自分が何が分からなくてその原因は何なのかはっきり分かっている。これが経験値の差なのか。元々の頭の出来の違いなのか。


新人のころの私は、その二重苦によって半端ないストレスを抱えていた。先輩は人それぞれに、違うやり方を教えて下さった。ほとんどの人が、それが当たり前の様に話す。私は誰の言葉が正解なのか分からない。全てが正しく聞こえて、情報の選択ができなかった。そうなると、どの情報も全部頭に入れようとしてすぐキャパ越え。その上、まだ環境にも慣れていないため、ストレスで明日が来るのが憂鬱でしかたなかった。


そんな事を思い出し、今なら何がダメだったのか少しは分かる自分に成長を感じた。



教えは選んで取り入れること。


あとは慣れろ!



もし自分が転職し、新しいスタートを切る時はこれらを思い出したいと思う。

今年の意気込み

明けましておめでとうございます。

いつも、このブログを読んでくださっている皆様、今年もどうぞよろしくお願いします。


といっても、もう2月です。

今更感はんぱないです。



さて、年も開けたので、ブログに少し変化を加えてみました。

今までも読んでくださっていた方、気付かれたでしょうか?

そう、タイトルがちょい長になりました。

テラス◯ウス風におしゃれ感だしました。


少し変化を加えたのは、タイトルにある今年の意気込みに関係しています。


『自分らしく、適当に、面白く、だらだらと。』


大人としては、最低な目標ですね。

仕事ができるようになる!みたいなブログを書いている奴が掲げる目標じゃないですよね。



私、昨年のブログを読み返して思ったんです。

「なんて暗いんだ。」

きっと、それくらい上手くいかなくて追い詰められていたんでしょう。

もうね、何をするにもなんだか上手くいかなかったんです。


しかし、現在。割と充実した日々を送っております。

仕事はできるようにはなっていませんが、ある程度こなせるようになりました。こなせるようになると、仕事が少し楽しくなってきました。

人間関係も、2年前は心を許せる人が全くいなかったのに、今は職場でも割と楽しく過ごせるようになりました。

プライベートも、自分が何をしていたら楽しいのか分かってきました。


きっと最初の2年間、何度も悩んで反省をしたおかげで、少し状況が上向きになってきたのだと思います。


話がそれましたが、今年は少し明るいブログにできたらと思います。

ちょっとテイストが変わるので、『〜2nd season』です。

そりゃネガティヴな反省会を繰り広げることもあると思いますが。笑


私らしく、どうでもいいことに対して適当な妄想を繰り広げたり、好きなことや面白いと思うことについて話してみたり。

今までと違った読者の方にも読んでいただけるような話にも挑戦してみるつもりです。


長くなりましたが、今年もゆっくりやっていこうと思いますのでお付き合い下さい。


本当の自分が分からないんです私

忘年会シーズン。

普段からだが、飲み会の席では特に

私は自分の話をあまりしない。

人に話をふるか、相槌を打つばかり。

自分から話すことも少ない。



私は昔から真面目に見られてきた。

親が公務員ということもあるし

高校の途中までは成績が良かったから

ということがあるだろうと思っていた。


でもそれが大人になった今も続くと

その理由は通用しなくなる。


なら何故だろうと考えてみた。


○自分の話をしない


○自分からあまり話しかけない


○与えられたことをただこなすだけ


○受け答えが真面目


これらの点から、自分を知ってもらえていないし、知ってもらおうとしないから、ただ物事をこなすだけの真面目な人に見えるという結論に至った。




問題点が分かっているなら、改善する努力をすればいいと言われるかもしれない。


そんな簡単なものではないのだ。



私は自分の感情にとても鈍感である。

何かに興味があるないなどの

大まかな気持ちは分かるが、

何かを見て、聞いて、

自分が何を感じているのかよくわからない。


だから、言葉に出来ず、

周りに自己表現ができない。



興味があるものが限定されており

あるものとないものとで

知的好奇心の差が激しい。



エピソード記憶に乏しく

楽しかった記憶や、大切な記憶さえも

すぐには思い出せないし、

思い出しても非常に断片的だ。



これらを総合して例をあげると


部活の試合を応援しているとき

周りの同期は自分の感情を言葉に出す。

つまりそれは感想である。

部活という団体で自分が参加している競技に対して関心を持ち、

今までのエピソード記憶を呼び起こして

それらと比較してどうかを感じ取り

それを言葉にする。

そして雑談が生まれる。



しかし、私にはそれらが欠けている。

そのため、感情が湧き上がらないか

湧き上がっても上手く言い表せない

という事態に陥る。


その結果、雑談がなく、ただ応援をこなすだけとなる。



自分ができないことは

なんとなく自分で分かっている。

だから、自分から話はあまりしない。

というか、上手く出来ない。


人の話を聞くのは好きだから聞く。


でも、それに対する感情が生まれにくいから、聞きすぎない。



私は周りの感情には敏感である。

相手がどんな話をしたら喜びそうか、なんとなく分かる。


しかし、分かるとできるは別物だ。


相手から求められているものが

分かっているほうが

期待に応えられないことが分かる分

話しにくくなる。



だから、私は時々鈍感なふりをする。


ちょっと空気読めていないように見せるほうが物事が穏便におさまるからだ。



人は自分ができることは

他人もできて当たり前だと感じる生き物だ。


自分が最初からある程度できることについて

出来ない人間がいることや

その人がどんな気持ちでいるかなんて

分からない人が大半だろう。



私のような特性はまさに、

大多数の人、いわゆる

普通の人ができて当然のこと。

出来て当然のことを出来ない人がいるなんて

考える人なんかいないだろう。



私は周りにどう見られているか

実はわかっている。


「当たり前」という考えが強そうな集団において、私は真面目と受けとられやすく、自己表現を避ける傾向にあるのも知っている。



人を避けないで、

深くまで話をできる人や

冗談をどこでも言える人はすごいと思う。


私だってそうなろうと努力した。

でも、世の中努力でどうにかできる問題ばかりじゃない。



そんなに甘くないんだぜ。


目の前の

面白みのない馬鹿野郎と思っていた奴が

そう見えなかっただけで

実は色々と考えていることだってあるんだぜ。


と、当たり前さんたちに言いたい。


私だって自分のことが分からなくて

自分のことを知りたいんだよ。


環境を変えてみます。

文字通り環境を変えてみます。

転職じゃないです。


来年一人暮らしをすることにしました。



仕事が向いていないんじゃないかという思いは、常にあります。


しかし、仕事との相性を10段階で表すなら、きっと5くらい。

私の特性からすると、向いてはいないけども、案外不適合でない可能性がでてきました。

※今の段階で任せられている仕事に関して。



そして、何故一人暮らしをすることにしたのかですが、



このブログを通して自分の苦手や、今まで感じていた違和感を具体化することができました。


そして、その解決策を考え、実践し検証することができました。


そこで、今まで抱いていた自分の違和感の中で何が一番大きかったか気が付きました。




『昔の記憶や昨日の記憶が薄い』




これはアスペルガーADHDに特有の


エピソード記憶の苦手なのではないか


という結論に至りました。


そして、私の違和感を具体的に説明してくれる記事を見つけました。



https://note.mu/ashikasan/n/nc404833d541c



この記事に書かれている言葉を借りて

仮説を立てました。




ADHDアスペルガーの特性は


エピソード記憶重視の職業であるほど順応できず、


意味記憶が重要となる職業で力を発揮する。』



そこで、今の職業はどうかを考えると


今後エピソード記憶の重要度は上がるものの


意味記憶の重要性が占める割合は


比較的多い方ではないか。 


つまり、全く向いていないというわけではないのではないか。




仕事場と実家を往復するだけの毎日では


ますますエピソード記憶が減り


記憶が薄いことに悩むと思いました。




大学時代、一人暮らしをしていたときは、


何とか自分で自分のことをこなし、


それによりエピソード記憶も作りやすかったのに対し、


今は家族がやってくれるので


エピソード記憶が生まれにくいことに気づきました。




また、やることが少ないため


スマホをいじる時間が増えたことも


記憶力低下を助長していると考えました。



もともとプライベートな時間が欲しくて、


お金が貯まったらしようと考えていた一人暮らしですが、


今の環境を変える手段として有効だと思い


実現に踏み切ったのです。




一人暮らしに加え、


http://monojin.com/47-ways-to-fine-tune-your-brain/


こんなサイトを参考に


頭を活性化させる習慣を心掛けようと思います。





最後に、向いているとはいえない今の仕事ですが、


幸いなことに今は最悪な状況ではありません。


しかし、私の行い次第では最悪になり得る可能性を秘めています。


今まではミスなくこなす事ばかりを頑張ってきましたが、


これからは私の特性である興味のあることへの記憶力を味方につけるために


目標を1つ決めて、それに向かって試行錯誤をしてみようと思います。





またぼちぼち更新します。