新人が陥るストレスの原因と解決策
今、私の職場には後輩が1人いる。
後輩といっても、別の職場から移ってきた人なので年もキャリアも先輩。後輩なのに先輩というなんとも言えない程よい距離感を保っている。
珍しくその人とは馬が合うので、時々仕事中に無駄話をするのだけど、つい昨日の言葉がこれ。
「人によって言うことがちがうから、分からない。結局どうすればいいのかな。」
共感しかない言葉だった。共感できるようになったという方が正しいかもしれない。
今、その人は1番複雑な業務を研修中なのだが、ただでさえ時と場合によってやるべき内容が変わるためややこしい上に、はっきり決まっていないことも多い。そのため、そもそもの場合分けのややこしさと、人によって異なる仕事方法の二重苦がのしかかってくる。
でもその人は自分が何が分からなくてその原因は何なのかはっきり分かっている。これが経験値の差なのか。元々の頭の出来の違いなのか。
新人のころの私は、その二重苦によって半端ないストレスを抱えていた。先輩は人それぞれに、違うやり方を教えて下さった。ほとんどの人が、それが当たり前の様に話す。私は誰の言葉が正解なのか分からない。全てが正しく聞こえて、情報の選択ができなかった。そうなると、どの情報も全部頭に入れようとしてすぐキャパ越え。その上、まだ環境にも慣れていないため、ストレスで明日が来るのが憂鬱でしかたなかった。
そんな事を思い出し、今なら何がダメだったのか少しは分かる自分に成長を感じた。
教えは選んで取り入れること。
あとは慣れろ!
もし自分が転職し、新しいスタートを切る時はこれらを思い出したいと思う。