落ちこぼれなりの後輩教育計画
私に後輩ができた。後輩のうち、最初のころの私を彷彿させる子が1人。指導担当者は、仕事覚えが悪く臨機応変が出来ないコミュ障新人に対して、疲れて愚痴を吐く様になった。その光景を見ている私もなんだか疲れてしまった。
そこで、なぜ新人ができないのかを考えてみた。
○仕事覚えが悪い→メモを取るだけとって振り返らない。情報の選別ができず、全てを覚えようとしてしまう。自分が何が分からないのかはっきりさせないまま、同じ失敗を繰り返してしまう。
○臨機応変が出来ない→場面別の仕事の優先順位が頭で整理出来ていない。周りが見えていない。
○コミュ障→周りに気を使いすぎ。失敗を恐れすぎ。
この中で、私が介入して改善できることを考えてみた。
○何が分からないのかはっきりさせること。
○場面別の優先順位を叩き込むこと。
○気を使わなくて済むように安心させること。
そこで、この3点を実践してみた。
○教えた後、今の説明の中で分からないことがなかったか確認する。
○普段から疑問に思ったことは具体的にして、いつでも質問できるようにしとけと指導。
○場面別の優先順位や、具体例を説明。
○いつも同じトーンで接する。近すぎず遠すぎずの距離感で。
○「私が注意しても、何言ってんだよこいつくらいの気分でいてくれ。気にして次の仕事が遅くなるより、その方が10倍まし。」と言った。
最近新人の動きが前よりましになった。笑顔も増えた。指導担当の先輩の顔色も前よりましになった。空気も以前のように良くなった。私の戦略のおかげか、はたまた全く関係ないのか分からないが。
出来ない新人への対応は大変だと思うが、一辺倒の指導ではなく、個人により教え方を変えれば同じように成長してくれると私は信じている。自分がそう強く感じていたから。