落ちこぼれの私が仕事が出来るようになるまで 〜2nd season〜

社会人もうすぐ4年目 普通の人より不器用

プライベートの充実と仕事

最近の若者は仕事よりプライベートを優先する傾向があると言われているのをよく耳にする。


優先の度合いによるが、私はプライベートの充実は仕事を楽しむ上で非常に大切だと考えている。

なぜなら私がそうだったから。


地元に帰ってすぐの頃、私には気の休まる場所がなかった。職場では気を使い、家でもやっぱり気を使い、地元在住の友達はいないし、1人でひたすらごろごろして休日を過ごしたものだ。

こんなことの繰り返しだと、体の疲れは取れてもストレスは溜まったまま。どんどん積み重なって大きくなるストレスに耐える毎日だった。


以前、職場は人間関係次第だという記事を書いたが、プライベートの充実は職場での人間関係の充実にも繋がる。

プライベートが充実していると、顔色や表情に明るさが出て、周囲が話しかけやすいコンディションを作れる。

そして、いざ話を始めたときに、一通りの仕事の話が終わると次はプライベートの話に移る。次に大切なのはネタだ。話すネタはプライベートが充実しているのと比例して増えていく。振られたときに話せないと関係は進展しないし、次からも話したいと思ってもらえない。


プライベートの充実なんて、絶対友達と遊び回らないといけないわけじゃない。とりあえず、遊べる人は数人確保だが、1人で趣味に没頭するでも良いし、家族とのんびり過ごすでも良い。恋人を作るのもまた然り。


でも、大切なのはほどほどであること。比重を余りにもプライベートに置くのはどう考えても仕事には繋がらない。何でもほどほどが大切なのだ。


そんな私は、最近プライベートはそれなりに楽しめ、友達と飲みに行ったり、趣味に時間を割いたりしている。私のルールは無理せず遊ぶことで、なるべく2〜3週間に1日は予定をほとんど入れない日を作るように心がけている。

足りないのは恋人だが、最近とてもいい人とご飯に行った。それだけで満足しないのが人間というもので、次はいつかなとラインを待っている自分がいる。来るか来ないか分からないラインを待つのも充実に当たるかはさて置き、十分な話のネタにはなる。


私のことはどうでもよいが、そんな私は先輩からご飯や遊びに誘われるようになった。最初の頃だと気を利かせて誘ってくれていたものが、今は普通に声をかけて貰える。


そんな今、この2年半を振り返り思うのは、仕事だけが出来ればいいわけではないということ。全ての物事はどこかしらで繋がっており、仕事をうまく行かせたいなら、他の部分も上手く動かさないといけないと今更ながら気付いた。


なんて、器用な人にとっては当たり前のことなのだろうな。