落ちこぼれの私が仕事が出来るようになるまで 〜2nd season〜

社会人もうすぐ4年目 普通の人より不器用

私って最低で最高な人間

働くようになって、生活のベースが仕事になってもう2年経つ。


学生のころは、ただ気付いたら学校に行かされて、勉強をさせられていた。何のためなのか分からなかった。でも、きっと将来働いて生きていくためなんだろうと、将来のビジョンなんて何もないのに勉強をしていた。

そのうち、目指すものがないのにやる意味が分からなくなって、勉強を放棄するようになった。それでも、それまでの知識と運で大学には行くことが出来たけど、きっとその時勉強への意欲や興味も全部捨ててしまったんだろう。


社会人になった今、使う知識は限られているけど、それでも勉強は大切だったと気付いた。知識だけでなく、それを覚えるまでのプロセスや意欲も含めて、大人になったら経験として体に残る。それが、出世やさらなる向上を目指す上で、努力のエンジンとなる。


でも、私には知識欲が欠けている。

何かをやっても、今楽しければ、今出来ればそれでいい。それ以上どうこうしたいなんてあまり思わない。


基本的にのらりくらりと生きていたい。



仕事は、生きて行ける必要最低限の仕事でいい。


職場の人は好きだけど、必要最低限の関わりでいい。


仕事も好きになってきたけど、高みは目指さず、並の人を目指したい。


出来れば大きな責任を負わずにいたい。


それよりも、帰りに本屋さんで気になる雑誌を立ち読みして、知らない世界にワクワクしたい。


お風呂上がりには、テレビを見ながら、ストーブの前で足をマッサージして疲れをほぐしたい。


たまには、美味しいコーヒーや紅茶を入れて優雅な気分に浸りたい。


餃子をパリッと綺麗に焼いて、ビールと一緒に味わいたい。


休みの日は、録画した好きなドラマをじっくり見て、家でだらだらしたい。


たまにはお化粧をして買い物するのもいいけど、布団の中でZOZOTOWNを見るのも良い。


年に1〜2回は、フェスに参戦して、1年分はしゃぎたい。



これが私の本当にやりたい事。

学生の時は分からなくて、雑誌のモデルさんみたいなキラキラして見える生活ぶりに憧れていたけど、実際は自由にだらだらと気兼ねなく暮らすのが私の夢なのだ。

仕事に関しては、もう最低としか言いようがないし、日常生活も地味でインドア。全部ひっくるめても、友達とアクティブに動き回っているような人種と比較すると、キラキラしていないだろう。リア充とも遠ざかるだろう。蔑むひともいるかもしれない。


でも、そんな最低な自分が意外と好きなのだ。


このだらしない夢を達成することを目標に、少ない経験からガソリンを絞り出して、努力のエンジンにしなくてはならない。

まだ2年目で、最低限のことすらままならない私を並まで向上させる努力のだ。

そして、いつか心置き無く、無駄で自由でだらしない過ごし方をしたい。


そんな自分が最低で最高。